STIフードホールディングス---3Qは2ケタ増収増益、通期連結業績予想の上方修正および期末配当金の増配を発表
STIフードホールディングス<2932>は2日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.3%増の234.58億円、営業利益が同52.7%増の17.17億円、経常利益が同58.6%増の17.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同66.0%増の11.96億円となった。
「持続可能な原材料・製造への取り組み」「フードロスの削減への取り組み」「環境への配慮」「原料調達から製造・販売まで一貫した垂直統合型の展開」「健康志向と魚文化を重視した中食への取り組み」を基本方針に掲げ、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組むとともに、食品メーカーとして消費者と従業員の安全と安心のために、安定した製造・供給を継続すべく、同社グループ全体で社会的に重要な使命の遂行に取り組んできた。
販売面においては、セブン-イレブンの惣菜購入キャンペーンやメディア露出の効果により、焼き魚やカップデリなどのデイリー食品の新規顧客を獲得することができた。さらに、良品製造の徹底による獲得顧客のリピーター化で販売個数を積み上げている。また夏季の行楽需要の回復に伴い、おにぎりの販売が好調であったことから食材販売も好調に推移した。 この結果、当第3四半期累計期間における売上高は増収となった。損益面では、販売個数の増加による利益率の上昇やリニューアルを伴う価格改定などの効果により、増益となった。
2023年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比12.5%増(前回予想比3.3%増)の310.00億円、営業利益が同51.2%増(同25.0%増)の22.50億円、経常利益が同50.5%増(同27.8%増)の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.1%増(同30.4%増)の15.00億円としている。
また同日、連結業績予想の修正を踏まえて、2023年12月期の期末配当金について、直近の予想1株当たり55.00円から15.00円増配の70.00円とすることを発表した。
《SO》
提供:フィスコ