日本アジア投資---「サクセッション2号投資事業有限責任組合」の増額ならびにファンド総額51.01億円での組成完了
日本アジア投資<8518>は31日、あおぞら銀行<8304>と共同設立したファンド運営会社AJキャピタルが運営する事業承継ファンド「サクセッション2号投資事業有限責任組合」が、新たな出資者からの出資及び既存出資者からの出資額増額の決定を受け、ファンド総額を増額し、ファンド組成を完了したことを発表。
同ファンドは設立以来募集活動を続けてきたが、最終的に15社の金融機関から有限責任組合員として出資を受け、ファンド総額は51.01億円に達した。今回、新たに池田泉州銀行及び福井銀行<8362>による出資の決定、並びに岐阜商工信用組合による出資額増加の決定を受け、ファンド総額を増額した。
同ファンドは、1号ファンド同様に、スモールキャップゾーン(企業価値で10億円未満)を主な投資ターゲットとしている。ファンドの出資者を始めとする全国の地域金融機関と連携し、その取引先である中小企業の事業承継問題に対し、あおぞら銀行と同社の長年に亘る投資やM&Aに関する豊富な知見・実績を結集して、資本政策の立案、投資、および投資後の様々な経営支援の実施により、円滑な事業承継の実現を目標としている。今後年間10億円ペースでの投資を行う計画であり、足元では順調に投資活動を進め、すでに2社に投資を実行している。
同社は、今後も経営理念の実現に向けて、AJキャピタルによる中小企業の事業承継を支援するファンドの運営を通じて、日本の包摂的かつ持続可能な産業化を促進していく。
《AS》
提供:フィスコ