IHIが一時4%安、航空機エンジン追加検査の費用発生で今期は一転営業赤字に転落へ
IHI<7013>は反落。下落率は一時4%を超えた。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想を見直し、これまでの900億円の黒字としてきた営業損益の見通しを800億円の赤字(前期は819億8500万円の黒字)に見直した。赤字転落の予想を嫌気した売りが膨らんだようだ。
売上収益は1兆4500億円から1兆3000億円(前期比3.9%減)に見通しを下方修正した。米航空防衛大手のRTX<RTX>傘下のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)の航空機エンジン「PW1100G-JM」に関して、出荷済みエンジンの追加検査プログラムにより今後数年間で整備台数の増加が見込まれるなか、同エンジンプログラムに参画するIHIに対しては、補償費用や追加整備費用の発生が見込まれることとなった。
また、海外連結子会社で過去に受注した北米のプロセスプラント案件において、工事の遅延に伴う追加費用負担を巡る訴訟の結果、受け取ることとなった和解金が、前期までに収益認識していた金額を下回った。あわせて想定為替レートを1ドル=130円から1ドル=140円に見直しており、これらの影響を業績予想に反映した。
出所:MINKABU PRESS
売上収益は1兆4500億円から1兆3000億円(前期比3.9%減)に見通しを下方修正した。米航空防衛大手のRTX<RTX>傘下のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)の航空機エンジン「PW1100G-JM」に関して、出荷済みエンジンの追加検査プログラムにより今後数年間で整備台数の増加が見込まれるなか、同エンジンプログラムに参画するIHIに対しては、補償費用や追加整備費用の発生が見込まれることとなった。
また、海外連結子会社で過去に受注した北米のプロセスプラント案件において、工事の遅延に伴う追加費用負担を巡る訴訟の結果、受け取ることとなった和解金が、前期までに収益認識していた金額を下回った。あわせて想定為替レートを1ドル=130円から1ドル=140円に見直しており、これらの影響を業績予想に反映した。
出所:MINKABU PRESS