日本マイクロが上値追い再開、来期業績回復期待の実需買いで9年ぶり高値圏に
日本マイクロニクス<6871>が足もとで再び上値指向を強めてきた。一時96円高と値を飛ばし2443円まで上値を伸ばした。同社は半導体ウエハーの検査工程で使われるプローブカードで世界上位の商品シェアを確保しており、半導体メモリー市況の低迷が続くなかも来期以降の業績回復を見込んだ実需買いが観測される。10月半ば以降、半導体関連株が総じて軟調な値動きを続けるなかにあって、同社株は今月19日に2470円の年初来高値を形成するなど強さを際立たせた。しかもこれは2014年11月以来約9年ぶりの高値となっている。三井住友トラスト・アセットマネジメントが共同保有で5%超の大株主に浮上するなど、機関投資家の買いニーズも注目される。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS