ニデックは強弱観対立で売り買い錯綜、前日の衝撃的な下げで悪目買い狙いの資金も流入
ニデック<6594>は強弱観対立のなかもやや売り優勢、6000円大台近辺で攻防となっている。前日は10%を大きく上回る急落で年初来安値を一気に更新する波乱展開となり、マーケットでも注目を浴びていた。24年3月期第2四半期(23年4~9月)決算は最終利益が前年同期比22%増の1060億8100万円と同期間として過去最高を更新したものの、事前にほぼ織り込まれていたことと、EV向け駆動装置の販売見通し下方修正が売り材料視された。ただ、空売りなどの戦略的な売り圧力も観測され、足もとで株価は下げ過ぎとみた向きの悪目買いを誘っている。売買代金も増勢が顕著で、目先の同社株の値動きにマーケットの関心が高まっている。
出所:MINKABU PRESS
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