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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2222 寿スピリッツ

東証P
1,963.0円
前日比
-12.5
-0.63%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.9 8.51 1.43 1.81
時価総額 3,056億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─4本柱で自分だけの「黄金の3カ月」を!


「4本柱で自分だけの『黄金の3カ月』を!」

●権利落ち通過で年末に向けて仕切り直しへ

 東京市場が残念ながらおかしなことになっている。おかしいのは米国市場も同じながら、28日、29日の日経平均株価の続落は特にそれが際立つものだった。

 なんとも驚いたのは、9月配当銘柄の権利落ちを迎えた28日だ。権利落ち分の下落は計算上では224円であり、さほどではなかったのだが、一時700円近くも下げたのだ。引けは499円安で済んだものの、ご存じのように極端な下げになってしまった。

 しかも、残念だったのは、配当権利落ちしていなかった銘柄も引きずられて急落してしまったことだ。要するに、どう考えても説明不可能な下げになってしまったのだが、幸い配当権利落ち日はこれで通過した。

 いまは10月相場に入るところなので、今後の対応を考えたい。この点では配当権利落ちでほとんどの銘柄が下げてしまったのは、好ましいといえるかもしれない。新規投資がしやすくなったからだ。

 それに東京市場は10月から年末にかけて上昇することが多い。そのため、私は例年この時期に「黄金の3カ月相場が始まる」と声を大にするのだが、正直なところ今年はかなりトーンが落ちてしまう。

 「これから黄金の3カ月相場が始まるかもしれない……」ぐらいの表現になる。というのは、米国市場があまりに不安定だからだ。頼りの米国市場が堅調高になってくれるのならば「黄金の3カ月相場」は確定するのだが、ご存じのように米国市場は金利動向を巡って日々不安定極まりない神経質な展開を続けている。

 政府機関の閉鎖懸念や自動車労組のスト、そのほかあれこれとネガティブ材料があって、方向感が定まらない。

 それに比べると、日本には特に大きなネガティブ材料はないため、東京市場単独ならば年末に向けて「黄金の3カ月相場」になるのだが、外国人投資家の積極買いに確信が持てない以上、東京市場も「黄金の3カ月」ではなく、「銅の3カ月相場」程度を見込むほかない。

●不動産、自動車、銀行、建設を柱に臨む

 そのため、今後の3カ月は業種、個別銘柄に頼る投資が望ましく、これなら自分だけの「My黄金の3カ月相場」は十分あり得るので、そのつもりで投資に臨みたい。

 その対象としたいのは、業種としては部品を含む自動車関連、 銀行 建設 不動産 インバウンドの5本柱になるが、インバウンドは浮上が遅れるだろうから、目下のところは自動車、銀行、建設、不動産の4本柱になる。

 しかし、自動車、銀行、建設については、これまですでに多くの銘柄を取り上げてきたので、今回は不動産に絞りたい。

 不動産は、東京の新築マンション価格が5000万円とか7000万円ならまだしも、1億円を超えるようになっていて、もうバブルではないかという見方もあるのだが、日銀の金融政策が大規模金融緩和の継続である以上、まだ売買のピークは来ていないと見てよい。

 そこで、注目はまずはロードスターキャピタル <3482> [東証P]になる。都市圏中心に改装したオフィスの転売を主力事業としており、顧客は主に機関投資家だ。そのため、売買の成立がスムーズであり、収益を着実に伸ばしている。海外機関投資家の購入も多く、今後も拡大基調で推移すると見られるだけに株価も期待が持てる。

 同じく中古マンション、ビルなどを一棟丸ごと購入、リノベーションして販売するADワークスグループ <2982> [東証P]も富裕層向けの販売に力を入れ、これまた収益を伸ばしているため、株価も続伸が見込める。

 都内で港区や渋谷区、城南エリアなど人口集積地を中心に不動産売買、仲介事業を展開するランディックス <2981> [東証G]、同じく東京23区での個人向け不動産投資物件の販売に強いグッドコムアセット <3475> [東証P]も投資用マンションの販売が好調で投資妙味あり、と言える。

 最後は不動産を離れて、地域限定菓子の販売が好調な寿スピリッツ <2222> [東証P]を。9月27日まで株価は1万円を超えていたが、1株を5株に分割したことで株を買いやすくなった。この会社の場合、すでにインバウンド需要が戻ってきているため、株価の有望度も高い。

2023年9月29日 記

株探ニュース

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