東証マザーズETFが後場に上げ幅拡大、マザーズ指数は一時2%を超す上昇
東証マザーズETF<2516>が朝安後に切り返し、後場に上げ幅を拡大した。同ETFは、主に東証グロース市場に上場する小型成長株を対象に算出される東証マザーズ指数との連動性を持つ。マザーズ指数はこの日、1月6日につけたザラ場ベースの年初来安値を更新した後に切り返し、後場に上げ幅を拡大。上昇率は一時2%を超えた。米長期金利の上昇などを背景に、グロース株は直近で売り圧力が掛かっていたが、この日は午前中の段階から、底入れを期待した投資家の買いが入っていたようだ。加えて、ランチタイム中に日銀の金融政策の現状維持が決まった。市場の一部ではマイナス金利政策のサプライズ的な解除で国内金利が上昇することへの警戒感があった。グロース株投資を巡る目先の不透明感が後退したことも、マザーズ指数の上昇を誘発する要因となったとみられている。
出所:MINKABU PRESS
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