三菱UFJなどメガバンクの新高値相次ぐ、FOMC通過し米長期金利4.4%台に上昇
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが相次いで年初来高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表した。政策金利は事前の予想どおり据え置かれたものの、FOMCメンバーによる政策金利見通し(ドットチャート)では、23年末の中央値が5.6%に維持され、年内に追加の利上げが行われる水準が示された。FRBがタカ派的な姿勢をみせたとの受け止めもあって、米国の長期金利の指標である新発10年債利回りは4.4%台に上昇した。一方、日本国内では日銀がきょうから22日までの2日間、金融政策決定会合を開く。日銀の金融政策を巡る思惑が交錯するなかにあって、米長期金利の上昇が国内金利を一段と押し上げ、銀行の利ザヤ改善につながるとの見方から、メガバンク株には幅広い投資家の資金が流入しているようだ。
出所:MINKABU PRESS
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