トヨタなど自動車株が頑強、1ドル148円台の急速な円安が追い風材料に
トヨタ自動車<7203>が前日終値近辺で頑強な値動きを示しているほか、日産自動車<7201>、SUBARU<7270>などもプラス圏で売り物をこなすなど強さを発揮している。FRBの金融引き締め長期化への思惑を背景に米長期金利が一段と上昇しており、日米金利差拡大を背景に外国為替市場でドル買い・円売りの動きが加速、1ドル=148円台前半まで円安が進んでいる。輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株には追い風材料となっている。トヨタの24年3月期想定為替レートは1ドル=125円で実勢よりも23円以上も円高に設定されていることから、巨額の為替メリットが発生することへの期待が株価を押し上げている。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS