東エレクが下値模索、米半導体株安に追随し売り優勢で2万円大台攻防を意識
東京エレクトロン<8035>が売り優勢の展開で2万円大台攻防を意識させる動きとなっている。前日の米国株市場でインテル<INTC>やエヌビディア<NVDA>など半導体関連株に売りがかさみ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.7%強の下落でナスダック総合株価指数の下落率を上回った。これを受けて同社株をはじめ半導体セクターの主力銘柄はリスク回避目的の売りに晒されている。半導体製造装置関連株のなかで同社株は相対的に強さを発揮し、前週末15日には2万2000円近辺まで上値を伸ばし、年初来高値に急接近する場面があったが、その後は下値を模索する展開に変わった。また、株価は前日時点で中期波動の分水嶺である75日移動平均線とほぼ同じ位置まで水準を切り下げていたが、仮にきょう終値で割り込むと約4か月半ぶりとなる。同移動平均線を明確に下抜けると下降トレンド転換を示唆する。
出所:MINKABU PRESS
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