日産自が軟調、米下院歳入委員長が電池サプライヤー巡り書簡送付と伝わる
日産自動車<7201>が軟調推移。米下院歳入委員会のジェイソン・スミス委員長が19日、中国の車載電池大手である寧徳時代新能源科技(CATL)との関係について説明するよう、米テスラ<TSLA>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に書簡を送付したと伝わった。スミス委員長は日産自に対しても、バッテリーのサプライヤーについて説明を求めるため書簡を送ったという。CATLは日本の自動車メーカー各社との取引関係を構築しており、日産自の電気自動車(EV)「アリア」向けのバッテリーを手掛けているとされる。また、日産自が出資参画する車載電池メーカーのAESCグループ(神奈川県座間市)は、中国の再生可能エネルギー関連企業が80%を出資している。米国による中国企業に対する圧力が電動車関連の戦略にどのような影響をもたらすのか不透明感が意識され、日産自の株価に下押し圧力を掛けたようだ。
仏ルノーと日産自とアライアンス関係にある三菱自動車工業<7211>も安い。
出所:MINKABU PRESS
仏ルノーと日産自とアライアンス関係にある三菱自動車工業<7211>も安い。
出所:MINKABU PRESS