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明日のFOMC、来年のドット・プロットにも注目 据え置きが示唆ならタカ派ムードは一層強まる

 きょうの市場は明日のFOMCの結果発表待ちの雰囲気が強まる中で、米株式市場は売りが強まり、為替市場はドル買いの動きが続いている。

 原油相場の高騰が続いており、WTIは93ドル台後半まで一時上昇した。これに伴って米国債利回りも上昇し、株式市場ではIT・ハイテク株が圧迫されている半面、為替市場ではドル円がサポートされている。

 市場では、明日のFOMCでタカ派色が強まるのではとの見方が広まっている。政策金利については据え置きが確実視されているが、注目はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しで、それがタカ派な雰囲気を強めるかに注目しているようだ。

 市場では来年の利下げを織り込む動きが見られているが、パウエルFRB議長が「より高く、より長く」に言及する中で、来年の金利見通しに据え置きが示唆されるような内容になれば、タカ派ムードは一層強まる可能性がある。

 なお、6月FOMCのドット・プロットで、FOMCメンバーの来年の金利見通しの中央値は4.50-4.75%までの利下げを見込んでいた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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