郵船、商船三井など新値街道まい進、バルチック指数の戻り足鮮明で株高を後押し
日本郵船<9101>、商船三井<9104>が連日の年初来高値を更新、川崎汽船<9107>も9月上旬の年初来高値に迫る強調展開をみせている。きょうは半導体などハイテクセクターのグロース株が売られる一方、海運や銀行、自動車といった低PBR・高配当利回りのバリュー株に位置する銘柄群に買いが優勢となっている。特に海運セクターは株式需給面で信用売り残が多く、取組妙味が意識されているようだ。また、中国景気の減速が指摘されるなかも、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の値動きを表すバルチック海運指数が、前週末時点で8連騰と急速に水準を切り上げていることも株高を後押ししている。
出所:MINKABU PRESS
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