坪田ラボ---老齢犬の認知機能低下に対する介入による認知機能改善機器の研究開発、Go-Tech事業公募に採択
坪田ラボ<4890>は13日、麻布大学獣医学部動物応用科学科の菊水健史教授と、ジャペルとで共同で行っている「老齢犬の認知機能低下に対する介入による認知機能改善機器の研究開発」が、2023年度成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)の第2回公募に採択されたことを発表。
Go-Tech事業は、中小企業者等が大学・公設試当と連携して行う、研究開発や試作品開発、その成果の販路開拓に係る取組等を最大3年間支援するものである。
同開発では、老齢犬の認知機能健康改善を目的とした新たな機器を開発する。同社は、麻布大学獣医学部と共同研究契約を締結し、老齢犬へのバイオレットライトの利用に係る安全性・効果を確認するための動物実験を実施し、プロトタイプの改良に取り組む。このプロトタイプ制作やビジネスモデルの立案は、同社と研究委託契約を締結しているジャペルのアドバイザーと協議しながら進めていく。
同社は、バイオレットライト技術は、ヒトでは脳の血流を活性化することは認められており、犬においても同様の効果を目指して開発している。今後、同研究でデータを集積できれば、実現性は高く、同技術をコアにした製品として、グローバル展開を目指す。太陽光を浴びる必要のある動物に対して応用ができる可能性が高く、ペットが散歩によって得ていたベネフィットを屋内で得ることができる製品としての展開や、また健康に資する光環境を家庭に幅広く提供するプラットフォームビジネスの創出にも繋がると考えられる。本採択による当社業績への影響は軽微となる見込みとしている。
《SI》
提供:フィスコ