TDSE Research Memo(4):安定かつ収益性の高いビジネスモデルを実現
■事業概要
2. ビジネスモデル
TDSE<7046>のビジネスモデルは、データを活用してDXを推進する顧客課題解決型のコンサルティングサービスと、コンサルティングで得た顧客ニーズやノウハウをベースに開発/導入したAI製品/サービスを提供するプロダクトサービスからなる循環型のシナジーを特長としている。コンサルティングサービスは期間契約によるフロー型収益のため、AIビジネス市場が拡大するなか、安定した成長が期待できるビジネスである。また、コンサルティングサービスは顧客先のプロジェクトにサービスを提供することが多く、開発完了後に新たな職場に移ったプロジェクトリーダーなど顧客担当者が、再び同社と契約することが多いようだ(同社ではこの関係や連鎖を「TDSEネットワーク」と称している)。こうした連鎖が既にネットワーク化し、同社の安定成長を支えていると言える。一方、プロダクトサービスはサブスクリプション(一定期間継続課金)によるストック型収益である。独自性の強い製品であるため高収益が期待できるうえ、ラインナップの強化によって高成長も期待できるビジネスである。現在、ラインナップを増やしてブランドを強化するとともに、マーケティング方法を従来のデジタルマーケティングから代理店営業へシフトして顧客を深耕しているところである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
《SO》
提供:フィスコ