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3772 ウェルス・マネジメント

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ウェルス・マネジメント---2024年3月期第1四半期は、ホテル事業の業績拡大が顕著で、大幅な売上増を実現


ウェルス・マネジメント<3772>は10日、2024年3月第1四半期(23年4月- 6月)連結決算を発表した。売上高が前期比175.7%増の15.88億円、営業損失が3.54億円(前年同期は5.96億円の損失)、経常損失が6.13億円(同7.36億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が4.44億円(同5.08億円の損失)となった。ホテル運営事業は、インバウンドの増加と政府の旅行支援策により、宿泊客が急増している。日本政府観光局によると、2022年10月以降、訪日外客数が増加し続けている。同社グループも、インバウンド増加の影響により、全ての運営ホテルで売上が前年同期比で増加している。特に、京都での春の観光シーズンには、前年同期にリブランドされた「ダーワ・悠洛 京都」と「ギャリア・二条城 京都」を中心に、ホテル業績が拡大した。アセットマネジメント事業と不動産事業は、不動産市場においては物価高騰と長期金利の上昇という懸念要因が存在しつつも、急速なホテル業界の業績拡大に伴い、ホテルアセットへの投資家や金融機関のホテル開発プロジェクトへの劣後投資および融資に対する積極的姿勢は継続している。同社グループは、第1四半期において物件売却がなかったことから営業損失を計上したが、新たな収益機会を創出するため、2023年7月25日に発表した「ホテルエミシア札幌」などの新規物件の取得を進めている。さらに、開発案件に関しては、当連結会計年度中の竣工を予定している「シックスセンシズ 京都」および2024年春の竣工を予定する「バンヤンツリー 東山京都」の工事が順調に進捗しており、計画通り進展している。同社は中期経営計画の最終年度の計画達成に向けた重点施策として、(1)出口戦略(REIT、STO(注1)など)の具体化⇒資産循環型ビジネスの完成 (2)受託資産(AUM(注2))の増強⇒グループAUM 5,000億円 将来の収益安定化・拡大の布石 (3)ホテル収益の拡大⇒ホテルアセットの価値増大 を掲げ、計画達成に向けて積極的に事業を加速させるとしており、2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比35.1%増の200.00億円、営業利益は同83.5%増の70.00億円、経常利益は同91.1%増の75.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同20.5%増の45.00億円を見込んでいる。
(注)1.STO:Security Token Offering(セキュリティ・トークン・オファリング)
2.AUM:Asset Under Management(アセット・アンダー・マネージメント)

《SI》

 提供:フィスコ

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