<注目銘柄>=TKP、本格的な収益回復局面へ
ティーケーピー<3479>は5月11日につけた年初来安値2445円を底に株価は上昇基調にあり、まずは1月25日につけた年初来高値3240円更新を目指す動きが期待できそうだ。
7月13日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算で、営業利益は17億4700万円(前年同期比43.8%増)となった。2月にリージャス事業を売却した影響で売上高は90億2200万円(同31.5%減)と減収となったが、新型コロナウイルス感染症の収束に伴うリオープニングもあってセミナー、研修、採用などの貸会議室の需要が回復。また、ホテル・宿泊研修事業では新型コロナウイルス対策のアパホテル1棟貸しの影響は一巡したものの、旅行や出張の需要回復を受けて、高い稼働率・客室単価を維持した。
今後も貸会議室や宿泊需要の増加に加えて、宴会など料飲の回復が加速すると予想され、本格的な収益回復の確度が高まったとみられている。会社側では24年2月期営業利益を54億円(前期比51.0%増)と見込むが、調査機関には62億円を見込むところもあり、今後は上振れ期待を株価に織り込む動きへと向かおう。
中期的にも、単価アップや拠点増加により収益改善が続くと予想。リージャス事業の売却に伴う財務体質改善効果もあり、当面好成長が続きそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
7月13日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算で、営業利益は17億4700万円(前年同期比43.8%増)となった。2月にリージャス事業を売却した影響で売上高は90億2200万円(同31.5%減)と減収となったが、新型コロナウイルス感染症の収束に伴うリオープニングもあってセミナー、研修、採用などの貸会議室の需要が回復。また、ホテル・宿泊研修事業では新型コロナウイルス対策のアパホテル1棟貸しの影響は一巡したものの、旅行や出張の需要回復を受けて、高い稼働率・客室単価を維持した。
今後も貸会議室や宿泊需要の増加に加えて、宴会など料飲の回復が加速すると予想され、本格的な収益回復の確度が高まったとみられている。会社側では24年2月期営業利益を54億円(前期比51.0%増)と見込むが、調査機関には62億円を見込むところもあり、今後は上振れ期待を株価に織り込む動きへと向かおう。
中期的にも、単価アップや拠点増加により収益改善が続くと予想。リージャス事業の売却に伴う財務体質改善効果もあり、当面好成長が続きそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS