アドテストは満を持して反発、生成AIの恩恵で来期以降の成長シナリオに期待感
アドバンテスト<6857>が5日ぶり反発。ソシオネクスト<6526>が戻り相場に転じており、調整色を強めていた同社株もリバウンド局面に移行している。株価は前週7月27日から25日移動平均線を下回った水準で推移しているものの下放れずに底堅さも発揮していた。23年4~6月期の営業利益は前年同期比68%減と低迷したが、スマートフォンとパソコンの売れ行き不振による半導体メモリーの在庫過剰が背景で、株価的には織り込みが進んだ。同社のテスターは米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>向け製品で高水準のシェアを確保しており、生成AI市場の拡大に伴い、25年3月期以降の業績成長シナリオに期待がかかっている。
出所:MINKABU PRESS
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