No.1---1Q増収、情報セキュリティ商品などの販売が順調に推移
No.1<3562>は14日、2024年2月期第1四半期(23年3月-5月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.6%増の31.56億円、営業利益は同9.4%減の1.38億円、経常利益は同10.3%減の1.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同64.9%増の1.29億円となった。
同社グループでは、2020年11月に発表した新・中期経営計画において「アレクソン社とのシナジー効果の発揮」「ソリューション営業の深化(ストック収益の拡大)」「ハード×ソフト(情報セキュリティ領域の拡大)」「クラウド型サービスの開発」「M&A・事業提携・新規事業」を成長戦略の基礎と位置づけ、2024年2月期を最終年度として、引き続きの事業拡大に取り組んでいる。
当第1四半期においては、主力商品である情報セキュリティ商品などの販売が順調に推移した。連結子会社であるアレクソンにおいても情報セキュリティ商品を中心に好調な販売を維持し、両社共同で開発した商品を同社の販売ルートで拡販するなど、シナジー効果を発揮することができている。また、ソリューション営業として2020年9月よりスタートしたコンサルティングサービス「No.1ビジネスサポート」も引き続き順調に契約件数を伸ばしており、今後もビジネスコンサルタントの増員を行いながらサービスラインナップを拡充し、ARPU(1ユーザー当たり平均売上)を向上していく予定。「ハード×ソフト」については、同社とアレクソンによるマーケットイン型の商品開発に引き続き取り組んでいる。「クラウド型サービスの開発」については、2023年3月よりクラウド業務管理サービスである「lagoona(ラグーナ)」の契約の増加に取り組んでいる。また、2022年9月にはクレディセゾン<8253>と合弁会社「株式会社セゾンビジネスサポート」を設立し、鹿児島県内の事業者を対象に、ペイメント並びにファイナンス領域における各種サービス及び情報セキュリティ機器・OA関連商品を引き続き提供している。
2024年2月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比0.5%増の133.73億円、営業利益は同11.3%増の12.80億円、経常利益は同11.2%増の12.71億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.4%減の7.62億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ