ティアンドエス---2Q増収増益、ソリューションカテゴリー・半導体カテゴリーが引き続き順調に推移
ティアンドエス<4055>は14日、2023年11月期第2四半期(22年12月-23年5月)の決算を発表した。売上高は前年同期比8.9%増の17.08億円、営業利益は同10.5%増の3.16億円、経常利益は同9.3%増の3.21億円、四半期純利益は同9.5%増の2.25億円となった。
ソリューションカテゴリーの売上高は前年同期比9.8%増の12.69億円となった。産業領域に特化せずIT人材の供給を継続し、IT開発を支える事業の拡大を図ってきた。主要取引先からの受託開発案件の受注が引き続き堅調に推移し、特に主要取引先からの大型システム開発案件が続いていることが寄与した。
半導体カテゴリーの売上高は同21.5%増の3.44億円となった。工場内システムの保守及び運用サービスや、ITヘルプデスク等半導体工場のITインフラストラクチャー運用支援全般の事業の拡大を図ってきた。半導体工場における保守・運用サービスにおいて、主要取引先からの継続的な受注が順調であることに加え、さらなる増員要請があったことにより従事するエンジニア数が堅調に推移した。
先進技術ソリューションカテゴリーの売上高は同26.3%減の0.93億円となった。AI関連製品を開発中の顧客向けのソリューション提供の拡大を図ってきた。前期首にあった大型案件が前年同期に売上計上された反動で、当四半期の売上高が減少しているが、前期から継続している外観検査システム開発が順調に推移した。
2023年11月期通期の業績予想について、売上高は前期比13.6%増の37.00億円、営業利益は同13.3%増の7.00億円、経常利益は同12.3%増の7.03億円、当期純利益は同12.5%増の4.95億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ