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ダウ平均はプラス圏での推移の一方、ナスダックは下げに転じる=米国株後半

NY株式14日(NY時間15:49)
ダウ平均   34495.86(+100.72 +0.29%)
ナスダック   14096.64(-41.93 -0.30%)
CME日経平均先物 32385(大証終比:+45 +0.14%)

 NY時間の終盤に入って、ダウ平均はプラス圏での推移が続いている一方、ナスダックは下げに転じている。きょうのNY株式市場でダウ平均は5日続伸。取引開始前発表になった米大手銀の決算が良好だったことから、買いが先行した。

 JPモルガン<JPM>、ウェルズ・ファーゴ<WFC>が4-6月期の決算を発表し、警戒されていた純受取利息(NII)が予想を上回ったほか、通期の見通しでもNIIを上方修正した。ただ、株価は途中から伸び悩んだ。一方、シティグループ<C>は冴えない反応。決算は良好だったものの、他の2銘柄に比べれば見劣りするとの指摘も出ていた。

 きょうのダウ平均をサポートしたのがユナイテッドヘルス<UNH>。こちらも取引開始前に決算を発表し、通期1株利益の見通しを上方修正したほか、警戒されていた保険料収入に対する医療費支払いの割合を示すメディカルケア・レシオは83.2%と前年の81.5%からは上昇したものの、予想範囲内ではあった事に安心感が広がった模様。

 今週の米消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)を経て、FRBの利上げ期待が後退。米国債利回りが急低下したことで、特にIT・ハイテク株を中心に米株式市場はポジティブな反応を示した。

 ただ、エコノミストやストラテジストからは相変わらず慎重な声が根強い。米経済成長の底堅い推移も予想され、FRBが利上げを停止したとしても、市場が期待しているような利下げは当面実施できない。そのため、今の株高が夏を超えて続くことは難しいといった声や、企業収益の伸び悩み、米景気後退のリスク、インフレの膠着が、FRBのタカ派的な対応を誘発する可能性があり、株高の余地は限られているとの警告も出ている。

 来週から決算が本格化して行くこともあり、ここからの更なる上値追いには慎重になっている面もありそうだ。

 AT&T<T>が下落。通信株は有毒な鉛に覆われたケーブル網を全米に残したとの報道が嫌気され軟調な動きが続いている。本日はアナリストの投資判断引き下げモ伝わった。

 薬品のイーライリリー<LLY>が上昇。心代謝性疾患治療薬の新薬開発に注力する未公開のバイオ医薬品のバーサニス社を最大約20億ドルの現金で買収することで合意した。

 アルミのアルコア<AA>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の54ドルから36ドルに引き下げた。

ユナイテッドヘルス<UNH> 480.43(+32.68 +7.30%)
JPモルガン<JPM> 149.56(+0.69 +0.46%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 43.54(-0.18 -0.40%)
シティグループ<C> 45.79(-1.89 -3.96%)

AT&T<T> 14.49(-0.63 -4.17%)
イーライリリー<LLY> 449.61(+14.91 +3.43%)
アルコア<AA> 34.42(-2.27 -6.19%)

アップル<AAPL> 190.41(-0.13 -0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 344.72(+2.06 +0.60%)
アマゾン<AMZN> 134.56(+0.26 +0.19%)
アルファベットC<GOOG> 125.50(+0.67 +0.54%)
テスラ<TSLA> 280.19(+2.29 +0.82%)
メタ・プラットフォームズ<META> 308.40(-5.01 -1.60%)
AMD<AMD> 115.86(-0.07 -0.06%)
エヌビディア<NVDA> 452.43(-7.34 -1.60%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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