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外為サマリー:一時141円10銭台に軟化、日銀政策修正思惑も重荷

 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=141円35銭前後と前日の午後5時時点に比べて90銭強のドル安・円高となっている。

 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=141円31銭前後と前週末に比べて90銭程度のドル安・円高で取引を終えた。12日に6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、持ち高調整の動きなどから米長期金利が低下したことが影響し、一時141円28銭まで軟化した。

 日米金利差の縮小からドル売り・円買いが出やすく、この日の東京市場のドル円相場は軟調な展開となっている。日銀が今月下旬に開く金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の見直しに動くとの思惑がくすぶっていることも円買いにつながり、午前9時20分過ぎには141円16銭まで下押す場面があった。その後は下げ渋っているものの、米CPIを控えて様子見ムードが広がりやすいとあって戻りは限定的となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1007ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=155円58銭前後と同30銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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