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6070 キャリアリンク

東証P
2,530円
前日比
-12
-0.47%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.6 2.19 4.74 22.41
時価総額 319億円
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キャリアリンク Research Memo(3):BPO請負案件の急成長により2023年3月期は過去最高業績を大幅更新


■業績動向

1. 2023年3月期の業績概要
キャリアリンク<6070>の2023年3月期の連結業績は、売上高で52,536百万円、営業利益で7,609百万円、経常利益で7,645百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で5,711百万円と2期連続で過去最高を更新した。前期は13カ月の変則決算だったことや今期より収益認識会計基準等を適用したこともあり前期比較はできないが、2021年4月~2022年3月の業績を収益認識会計基準等で換算した数値との比較では、売上高で34.5%増、営業利益で139.3%増と大幅増収増益となった。また、期初会社計画との比較でも、売上高で5.0%、営業利益で63.9%それぞれ上回る好調な決算だったと言える。

売上高は事務系人材サービス事業において地方自治体及び大手BPO事業者からの大型スポット案件を含むBPO請負案件の受注が大幅に増加したこと、また、製造系人材サービス事業も食品加工部門、製造加工部門とも受注が好調に推移したことが増収要因となった。利益面では、増収効果に加えてBPO請負案件の業務処理運用面での効率化が図れたことや、登録者募集費・業務委託費等の経費の効率化及び節減が図れたことが寄与した。BPO請負案件については2020年以降、マイナンバー関連を中心に大型のリピート案件が続いたこともあって、業務の効率化が進み利益率の上昇要因となった。請負業務の売上比率と営業利益率の推移を見ると、2019年2月期は請負比率が15.2%に対して営業利益率は1.0%であったが、2023年3月期は請負比率が49.5%まで上昇し、営業利益率も14.5%と過去最高水準まで上昇した。この間の収益成長は、BPO案件を中心とした請負業務の売上成長並びに利益率の向上が主因だったと考えられる。契約形態別売上高で見ると、2023年3月期の請負業務の売上高は前期比62.2%増の26,027百万円と大幅増収であった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SI》

 提供:フィスコ

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