カネカは朝高後に値を消す、国内有力証券は目標株価6100円に引き上げ
カネカ<4118>は朝高後に値を消す展開。株価は一時4098円まで上昇し年初来高値を更新したが、上値では利益確定の売りに押された。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は28日、同社株のレーティングの「オーバーウエート」を継続するとともに、目標株価を5600円から6100円に引き上げた。中期経営計画説明会では、ライフサイエンス系事業で稼ぐことを明確にしたが、同事業が好調だった06年3月期に過去最高益を計上しており、同証券ではこの方向性は正しいと評価。また、24年5月稼働予定で北海道に医療機器の新工場を建設している。この新工場では閉塞性動脈硬化症(ASO)の治療に用いる「レオカーナ(吸着型血液浄化器)」などを製造。同工場が軌道に乗れば、Medical事業の売上高営業利益率は30%を超えると予想している。
出所:MINKABU PRESS
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