フェローテク Research Memo(10):2025年3月期以降は再び成長路線へ(3)
■フェローテックホールディングス<6890>の中長期の成長戦略
5. 経営基盤の強化
(1) 生産現場のデジタル化・自動化・見える化を水平展開
中国生産拠点でERP、MESをはじめ様々なシステム導入が進み、生産の見える化、効率化、品質の向上が実現(AI活用、ロボットの積極導入など)した。今後は、日本、マレーシアの新拠点でも自動化投資を積極的に進め、水平展開を図るとともに、モノづくりにおけるDXを推進し、生産性及び品質の向上に取り組む。
(2) 人材強化:優秀な人材の確保、人材育成への対応を国内外で展開
日本、中国、マレーシアなど、事業拡大を進めるエリアでのブランディングを強化し、優柔な人材の確保を推 し進める。また、グループ内で2023年を「学びの年」と位置付け、「常に最新の技術や知識を学び、技術革新や新製品の創出に取り組める」企業文化の構築に取り組む。
日本では石川・熊本などの事業拡大エリアを中心に6月以降ブランディングを強化し、優秀な人材確保を進める。(TVCM放映、駅サイネー ジ広告ほか、グループ知名度の向上を図る)
中国では、上海に中国本部機能を統合するため、新ビルを建設した。上海での研究開発人員採用、及び中国内ブランディングを強化する。中国内の大学、研究機関との関係を強化し優秀な人材を確保する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
《SI》
提供:フィスコ