タメニー Research Memo(9):2024年3月期は下期から改善基調となり通期では黒字予想
■タメニー<6181>の今後の見通し
● 2024年3月期業績予想の概要
2024年3月期(タメニーアートワークス(株)の吸収合併及びタメニーエージェンシー(株)の非連結子会社化により、非連結決算に移行し、セグメント区分を変更)の個別業績予想は、前期連結業績との比較で売上高が3.1%増の5,780百万円、営業利益が50百万円(前期連結業績は151百万円の損失)、経常利益が0百万円(同230百万円の損失)、当期純利益が20百万円(同237百万円の損失)としている。
なお上期と下期に分解すると、上期は売上高が2,693百万円、営業損失が140百万円、経常損失が169百万円、四半期純損失が142百万円、下期は売上高が3,087百万円、営業利益が190百万円、経常利益が170百万円、四半期純利益が162百万円の予想としている。婚活領域においては、上期の広告投資強化によって下期から新規入会者数の本格回復を見込んでいる。カジュアルウェディング領域においては、カジュアル挙式披露宴「スマ婚」シリーズの施行が下期に集中する見込みだ。また地方創生領域の収益も下期偏重となる。さらに経費面では、拠点統廃合(本社フロア縮小など)による地代家賃削減効果が下期から発生する見込みだ。このため下期から収益改善基調となり通期では黒字(全事業黒字化)の予想としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SI》
提供:フィスコ