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6181 タメニー

東証G
104円
前日比
-1
-0.95%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.2 91.23
時価総額 27.4億円
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タメニー Research Memo(5):2022年オリコン顧客満足度調査「格安ウエディング」総合ランキング1位を獲得


■タメニー<6181>の事業概要

3. カジュアルウェディング領域
カジュアルウェディング領域の主要サービスは、カジュアル挙式披露宴プロデュース「スマ婚」、結婚式二次会プロデュース「2次会くん」、フォトウェディングプロデュース「LUMINOUS」である。

カジュアル挙式披露宴「スマ婚」は、予算内で高クオリティな結婚式をしたいという要望に応じて、安く・美しく・自由なカジュアルウェディングをプロデュースする。全国約250の提携会場での挙式披露宴をプロデュースし、当日の運営は挙式披露宴会場のプロのスタッフが行う。提携会場の日程の空き枠の有効活用や、アイテムの大量発注・自社内製などで価格を抑制するため、一般的な挙式披露宴費用約304万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2022)に対して、「スマ婚」の平均費用は約200万円となっている。そして2022年8月には、2022年オリコン顧客満足度調査「格安ウエディング」総合ランキングで「スマ婚」が第1位を獲得した。

なお、従来の「たくさんのゲストを招待して挙式+披露宴を行う」形式だけでなく、「本当に大切な人に感謝を伝えるための小規模な結婚式を行う」形式に対する新郎新婦のニーズが高まっていることに対応して、新たなプラン・サービスの企画開発・提供も推進している。2021年11月には「スマ婚少人数挙式ライトプラン」の受注を開始、2022年2月にはスマ婚少人数挙式と家族写真(和装後撮り)をセットにした「スマ婚フォト+挙式」の受注を開始した。2023年1月には、新郎新婦の思い描く美しさとおもてなし演出のイメージを叶える「スマ花 フラワー&テーブルコーディネート」の提供を開始した。今後も多様化するニーズに対応して様々なプラン・サービスを拡大していく方針だ。

結婚式二次会「2次会くん」は二次会幹事代行サービスである。プロのプランナーによるプロデュースで、飲食店など全国480以上の提携会場からニーズに合わせて会場を紹介し、当日はプロの幹事・運営スタッフを会場に派遣(飲食は会場に委託)する。平均費用は約40万円となっている。

フォトウェディング「LUMINOUS」は、全国6ヶ所のフォトスタジオなどにおいて、フォトを主軸としたウェディングを行っている。理想の花嫁姿を写真に残したいという要望に応えて、洗練されたスタジオセット、格式高いチャペルや邸宅のロケーションなど、本物のロケーションを生かして世界一美しい花嫁姿を実現する。プロデュース・撮影費用は平均約30万円となっている。一般的な挙式披露宴費用の約10分の1の予算で「結婚式よりも、結婚式らしい」体験ができる。

フォトウェディング「LUMINOUS」については、2020年11月にブライダル事業のエスクリ<2196>と業務提携した。首都圏のみで提供していたフォトウェディング「LUMINOUS」の撮影会場にエスクリの高クオリティなチャペルや会場が加わり、全国展開が可能になった。2021年6月には6拠点目(関西初出店)となる自社スタジオを大阪にオープンした。また「和装前撮り特別プラン」など高付加価値サービスを追加することで、平均単価の上昇傾向が見られるとしている。2022年12月からは、現代の家族の形を、写真を通して記憶し続ける「アニバーサリーフォトプラン」と「ワンモアフォトプラン」の提供を開始した。それぞれ、ライフステージ毎の記念を形に残したい層や、もう一度ドレスを着て2回目の撮影を楽しみたい層を取り込んでいく方針だ。2021年12月には、婚礼衣装の企画・製造販売を展開(本場英国の上質なウェディングドレス等のドレスショップを全国62店舗展開)するフォーシスアンドカンパニーと資本業務提携した。結婚式の決定要因として重要な役割を担う婚礼衣装を強化する。

なおフォトウェディング「LUMINOUS」については、挙式披露宴型に回帰する動きや競争激化の影響などが見られるため、今後は稼働率上昇や単価上昇に向けた施策を強化する。また当面は自前の新規拠点開設を見送り、ホテルや結婚式場などフォトウェディングを強化したい事業者向けにノウハウを提供し、コンサルティングや共同運営などを推進する方針としている。

カジュアルウェディング領域の主要KPIの状況は以下の通りである。カジュアル挙式披露宴プロデュース「スマ婚」については、コロナ禍の影響で成約件数、施行件数とも大きく落ち込んだが、2023年3月期はコロナ禍の影響が和らいで成約件数が前期比21件増の695件と増加に転じた。成約から施行まで概ね8ヶ月のタイムラグがあるものの、2024年3月期は成約件数の増加に伴って施行件数も増加基調となる見込みだ。結婚式二次会「2次会くん」については、2023年3月期の成約件数が前期比481件増の961件、施行件数が424件増の743件となり、コロナ禍前の水準には届かないものの、「スマ婚」よりも早く回復基調となっている。なおフォトウェディング「LUMINOUS」については競争激化に加えて、コロナ禍影響の緩和で挙式披露宴型ウェディングに回帰する動きが見られるため、やや伸び悩む形となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SI》

 提供:フィスコ

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