三菱UFJなどメガバンクが軟化、決定会合の現状維持発表を受け利食い優勢に
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が4日ぶり反落となったほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが揃って売りに押される展開となっている。きょう昼ごろに結果が発表された日銀の金融政策決定会合では、大規模金融緩和の継続を発表した。イールドカーブ・コントロール(YCC)の許容変動幅も上限0.5%に据え置いたことで、低金利環境が収益面で逆風となるメガバンクにとってネガティブな思惑が広がった。今回の決定会合で現状維持はほぼ織り込まれていたが、一部でYCCの政策修正に動くとの見方も若干あった。メガバンクの株価は6月に入ってから強調展開にあったことで、目先筋の利食いを誘う格好となっている。
出所:MINKABU PRESS
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