不二精機---1Qは増収、精密成形品その他事業が2ケタ増収に

不二精機<6400>は15日、2023年12月期第1四半期（23年1月-3月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.6%増の21.26億円、営業利益が同51.3%減の0.89億円、経常利益が同60.3%減の0.76億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同65.3%減の0.51億円となった。

射出成形用精密金型及び成形システム事業の売上高は前年同期比8.3%減の8.03億円、セグメント利益は同49.8%減の0.42億円となった。医療機器用精密金型の売上高が前年同期に比べ増加した一方で、特に自動車部品用精密金型の売上高が前年同期に比べ減少し、原材料価格の上昇などの影響で減益となった。

精密成形品その他事業の売上高は前年同期比19.8%増の13.59億円、セグメント利益は同42.8%減の0.50億円となった。主力製品である自動車部品用成形品は東南アジア市場を中心に中期的な受注があった。売上高はタイ及びインドネシアの子会社では前年同期に比べ増加した一方、中国上海の子会社では前年同期に比べ減少し、半導体不足の影響などにより減益となった。

2023年12月期通期については、売上高が前期比8.3%増の84.83億円、営業利益が同1.9%増の4.91億円、経常利益が同9.0%減の4.57億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の3.53億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

　提供：フィスコ