東京為替:ドル・円は反発、欧州勢のドル買いで
11日の東京市場でドル・円は反発。前日の米インフレ指標を受けドル売りが先行し、一時133円88銭まで下落。ただ、その後は日米株価指数の底堅い値動きで円買いは後退。夕方にかけては欧州勢とみられるドルの買戻しで134円台66銭まで値を切り上げた。
・ユーロ・円は147円59銭から146円81銭まで下落。
・ユーロ・ドルは1.0997ドルから1.0918ドルまで値を下げた。
・17時時点:ドル・円134円60-70銭、ユーロ・円147円10-20銭
・日経平均株価:始値29,110.79円、高値29,165.59円、安値29,028.71円、終値29,126.72円(前日比4.54円高)
【要人発言】
・植田日銀総裁
「足元で市場と金融システムは落ち着いている」
・日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27-28日分)
「名目賃金上昇率が物価対比で十分高まるよう金融緩和を通じて賃上げのモメンタムを支えることが必要」
「2%超のインフレ継続のリスクより拙速な緩和修正で目標実現の機会を逸するリスクの方が大きい」
「物価目標をかなり下回ったまま戻らなくなるシナリオの方が中長期的により重要」
【経済指標】
・日・3月経常収支:+2兆2781億円(予想:+2兆8907億円、2月:+2兆1972億円)
・中・4月消費者物価指数:前年比+0.1%(予想:+0.3%、3月:+0.7%)
・中・4月生産者物価指数:前年比-3.6%(予想:-3.3%、3月:-2.5%)
・日・4月景気ウォッチャー調査・現状判断:54.6(予想:54.1、3月:53.3)
《TY》
提供:フィスコ