貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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3289 東急不HD

東証P
977.0円
前日比
+12.1
+1.25%
PTS
974円
22:20 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.6 0.89 3.48 10.86
時価総額 7,033億円
比較される銘柄
三井不, 
菱地所, 
野村不HD

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本日の注目個別銘柄:富士フイルム、花王、パナHDなど


<4901> 富士フイルム 7659 +425
大幅反発。前日に23年3月期決算を発表、営業益は2731億円で前期比18.9%増となり、市場予想を100億円強上回った。また、24年3月期は2900億円で同6.2%増を見込み、コンセンサスを150億円程度上回る。年間配当金も前期比20円増の150円を計画。相対的に安心感の強い決算内容を評価の動きが優勢に。なお、米半導体材料メーカーEntegris社の半導体用プロセスケミカル事業買収も発表。

<4452> 花王 5037  -278
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は72.8億円で前年同期比68.3%減益となり、200億円強の水準であった市場予想を大幅に下振れた。通期計画1200億円、前期比9.0%増の見通しは据え置いたが、進捗率は6%程度にとどまり、下振れ懸念が強まる状況に。とりわけ、国内ブランド削減に伴う粗利減やコスト増、中国「フリープラス」大幅刷新に伴う出荷抑制の影響で、化粧品事業が伸び悩む形のようだ。

<6752> パナHD 1374.5 +77.5
大幅反発。前日に23年3月期決算を発表、営業利益は2886億円で前期比19.3%減となり、ほぼ市場予想水準で着地。インダストリー・エナジーの減益が響く。一方、24年3月期は4300億円で同49.0%増を見込み、市場予想を500億円近く上回る水準に。IRA補助金効果を800億円ほどと想定、補助金効果を除いたベースでも大幅な増益を見込む。くらし事業・オートモーティブ・コネクト・エナジーがけん引。

<5713> 住友鉱 4466 -594
急落。前日に23年3月期の決算を発表、税前利益は2299億円で前期比35.7%減益、従来会社計画並みの水準で着地へ。一方、24年3月期は770億円で同66.5%減の大幅減益見通しとしている。市場予想は1700億円程度の水準であったとみられ、一過性要因の発生もあるようだが、想定外の大幅減益見通しにネガティブなインパクトが先行。年間配当金も前期の205円から54円と大幅減配計画。

<7735> スクリーンHD 11560 +140
続伸。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は765億円で前期比24.8%増、コンセンサス並みの水準で着地。一方、24年3月期は850億円で同11.2%の増益見通しに。市場コンセンサスは2ケタ減益との見方であったため、ポジティブな反応が先行する形のようだ。ただ、もともとの中計目標値の水準でもあることから、買い一巡後はやや出尽くし感も強まる状況となっているもよう。

<9064> ヤマトHD 2504 +122
大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は601億円で前期比22.2%減となった一方、24年3月期は800億円で同33.1%増と増益に転じる見込み。価格改定効果などを見込んでいるもよう。実績値・ガイダンスともにほぼ市場想定線とはみられるが、自社株買いの発表をポジティブ視する動きが優勢になっている。発行済み株式数の6.06%に当たる2200万株、500億円を上限としている。

<3289> 東急不HD 726 +47
大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表、営業利益は1104億円で前期比31.7%増益となり、コンセンサスを150億円程度上回る着地に。年間配当金も19円から23.5円に増配。また、24年3月期は1120億円で同1.4%増の見通し。増益率は鈍化見通しもコンセンスは100億円程度上振れている。リオープニング需要がけん引する形へ。年間配当金は28円と一段の増配計画。

<4151> 協和キリン 2619 -391
急落。前日に第1四半期の決算を発表、コア営業利益は170億円で前年同期比2.1%減となり、ほぼ市場想定水準での着地とみられる。一方、糖尿病性腎臓病「バルドキソロンメチル」の開発中止を発表している。治験を実施してきたが、症状の進行を遅らせる効果が認められなかったようだ。これに伴う減損損失の計上によって、23年12月期税引前利益は従来予想の940億円から860億円に下方修正。

<3968> セグエ 957 +150
ストップ高比例配分。前日に発表した第1四半期決算がポジティブサプライズにつながった。営業利益は4.2億円で前年同期比85.8%増と大幅増、据え置きの通期予想10億円、前期比10.3%増に対して高進捗となっており、業績上振れが意識されたようだ。DXインフラの販売が大幅に増加し、納期遅延の改善も図られているもよう。また、好調なプロダクト販売に付随し設計及び構築サービスなども増加のようだ。

<4053> サンアスタリスク 1144 +150
ストップ高比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は4.8億円で前年同期比55.8%増となり、純利益は同3倍と急拡大。据え置きの通期計画に対する純利益の進捗率は38.9%に達している。既存顧客からの継続・安定した堅調な受注と新規顧客の増加が継続していることで、「クリエイティブ&エンジニアリング」が2ケタ増と堅調推移。業績上振れを意識する流れとなっているもよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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