東京為替:ドル・円は下げ渋り、円買いは一時的
9日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、134円90銭台に下げた後は135円台に戻した。植田日銀総裁は国会で、「基礎的なインフレ率にある程度良い目がでてきている」と発言し、短期的に円買いへ振れた。クロス円もおおむねドル・円に連動した値動き。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は134円93銭から135円32銭、ユーロ・円は148円28銭から148円68銭、ユーロ・ドルは1.0985ドルから1.1005ドル。
【要人発言】
・鈴木財務相
「米銀破たんに伴う信用不安、強い警戒感をもって注視」
「日本の金融システムは総体として安定している」
・植田日銀総裁
「基礎的なインフレ率にある程度良い目がでてきている」
「(レビュー期間中でも)金融、物価、経済情勢次第で必要な政策を実施」
「(レビューは)あらかじめ特定の政策運営を念頭に置いて実施するものではない」
【経済指標】
・日・3月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+0.8%(予想:+1.0%、2月:+1.1%←+0.8%)
・日・3月家計支出:前年比-1.9%(予想:+0.8%、2月:+1.6%)
《TY》
提供:フィスコ