日本BS放送---2Q売上高は微減、コンテンツの価値最大化、非放送分野の事業開発、開局15周年施策を含む広報宣伝を実施
日本BS放送<9414>は7日、2023年8月期第2四半期(22年9月-23年2月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%減の60.41億円、営業利益が同17.7%減の11.09億円、経常利益が同17.7%減の11.09億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同16.7%減の7.55億円となった。
レギュラー番組としては、既存番組の内容を引き続き強化するとともに、女性たちの心豊かな生き方を紹介する、「にっぽん!推し活ライフ~トキメキ熱中女性たち~」の第2弾を不定期レギュラー番組として放送した。また、年末年始はレギュラー番組の特別版を中心とした編成を実施した。
BS11開局15周年特別番組として、社内企画募集で選出され、開局以来初となるオリジナルドラマ「恋は50を過ぎてから」、音楽の魅力をお贈りする「御茶ノ水 GUITAR SPIRITS!」、落語・浮世絵にフォーカスした「新作落語で知る浮世絵の世界~明治維新 メディア時代の幕開け~」を12月から1月にかけて放送・配信し、好評を得た。
アニメ関連事業として、「ANIME+」枠は、製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組を、毎クール約40タイトル放送している。年末年始には、世界最大のアニソンライブイベント「アニメロサマーライブ2022-Sparkle-poweredbyAnisonDays」のテレビ独占・オリジナル副音声付きでの一挙6時間放送をはじめ、話題の劇場版やTVアニメーションの全話一挙放送といった、特別ラインアップで放送した。また、番組連動として10月に実施し大盛況となった2.5次元俳優のトークライブイベントの第2弾「植田鳥越 口は〇〇のもと~五臓六腑~」を主催した。
配信コンテンツとしては、重点施策である「非放送分野」の拡大を目的の一つとし、自社制作番組と、その関連コンテンツの配信強化、配信オリジナルコンテンツの制作強化、オンラインイベントの開催を行った。また、同社グループ会社や(株)文化放送とのコラボレーション施策等を行った。
そのほか、重点施策の「セールスメニューの開発強化」を目的とし、兄弟会社である(株)ソフマップが運営しているアニメコラボカフェ「STELLAMAP CAFE」及びメタバース空間「バーチャル秋葉原」への集客を目的としたCMを制作する等、クライアントニーズを捉えた的確な企画立案も実施した。
2023年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%増の125.00億円、営業利益が同24.4%減の18.10億円、経常利益が同24.4%減の18.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.5%減の12.55億円とする期初計画を据え置いている。
《AS》
提供:フィスコ