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話題株ピックアップ【昼刊】:東洋建、パナHD、郵船

■東洋建設 <1890>  973円  +46 円 (+5.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 東洋建設<1890>は急伸。4日の取引終了後、24年3月期の年間配当を63円とする予定だと発表した。前期の見通しに比べ38円の増配とする計画。また、23年度を初年度とする5カ年の中期経営計画期間における株主還元方針の詳細を決め、23~25年度の配当性向を100%とすることとした。これらを好感した買いが入ったようだ。26年度以降は自己資本比率40%を目安に積極的な配当を継続する方針。中期計画期間は下限で50円の配当を実行する。

■岩谷産業 <8088>  6,170円  +200 円 (+3.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 岩谷産業<8088>が全体下げ相場に逆行し3連騰。きょうはマドを開けて買われる人気となった。脱炭素への取り組みでは水素などのクリーンエネルギーの活用がカギを握る。岸田政権も水素エネルギーの普及に力を入れる構えを明示している。5日付の日本経済新聞が「政府は4日、次世代の脱炭素燃料として有力な水素の新たな導入目標の案を公表した。2040年に現状の6倍の1200万トン程度に増やす方向で、5月末にも決める。今後15年間に官民で15兆円の投資計画を検討する」と報じた。そうしたなか、家庭用ガスや産業用ガスの専門商社である同社は、次の収益主柱を担うビジネスとして水素事業に照準を合わせ、育成に本腰を入れている。株式市場でも水素関連のシンボルストックに位置付けられており、国策の追い風を手掛かり材料に投資資金が流入する形となった。

■ナガイレーベン <7447>  2,071円  +56 円 (+2.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 ナガイレーベン<7447>が反発し年初来高値を更新。同社が4日取引終了後に発表した第2四半期(22年9月~23年2月)の連結営業利益は前年同期比8.7%減の18億5900万円となったが、計画の17億1900万円を上回ったことが好感された。海外生産比率の引き上げや海外物流状況の沈静化などで売上総利益率が予想を上回ったほか、販管費は計画に比べ減少したことなどが寄与した。23年8月期の同利益予想は前期比9.1%減の45億7400万円で据え置いている。

■パナHD <6752>  1,248.5円  +32.5 円 (+2.7%)  11:30現在
 パナソニック ホールディングス<6752>が4連騰で、年初来高値を更新した。欧州の自動車大手ステランティス<STLA>と独BMWがそれぞれ、北米での電気自動車(EV)用の電池工場の建設計画を巡り、パナHDと提携することで交渉していると一部で報じられた。車載電池事業の拡大を期待した買いが入ったようだ。報道によると、「クライスラー」や「ジープ」ブランドを持つステランティスとの協議は初期段階という。政治的な緊張の高まりを受け、中国の電池メーカーが米国で事業を展開することが困難になっていることが、BMWがパナHDと協議を行っている理由の一つだとも伝えている。

■日本郵船 <9101>  3,235円  +50 円 (+1.6%)  11:30現在
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運大手に買いが集中している。きょうは全体相場がリスク回避の流れにあり、日経平均は2万8000円大台攻防の様相をみせているが、そのなか業種別騰落で33業種中、「海運」だけが上昇している。群を抜く高配当利回りが注目されているが、3月配当権利落ちでいったん下値を探る動きとなったが、その後は押し目買いが活発で切り返している。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は戻り足が鮮明。3月中旬に1600台まで一気に上昇し高値形成後は伸び悩んでいるが、これは2月中旬の安値水準からおよそ3倍化している。金市況や原油市況の上昇にバルチック指数も連動しやすく、海運株には追い風となっている。

■三井住友建設 <1821>  396円  +6 円 (+1.5%)  11:30現在
 三井住友建設<1821>が3日続伸している。旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が4日の取引終了後に財務省に提出した変更報告書で、シティインデックスイレブンスと共同保有者の三井住友建設株式の保有割合が9.73%から10.74%に増加したことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としている。

■SPDR <1326>  24,745円  +295 円 (+1.2%)  11:30現在
 金ETFが連日の人気化。SPDRゴールド・シェア<1326>やNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>、純金上場信託(現物国内保管型)<1540>がそろって年初来高値を更新している。4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、6月限が前日比37.8ドル高の1トロイオンス=2038.2ドルに上昇。一時、2043.4ドルまで買われ22年3月以来、1年1カ月ぶりの水準に値を上げた。20年8月につけた2089.2ドルの最高値が目前に迫っている。外国為替市場でドルが売られ、ドルインデックスの下落が続くなか、ドルと逆相性の強い金への買いが膨らんでいる。

■スギホールディングス <7649>  5,780円  +50 円 (+0.9%)  11:30現在
 スギホールディングス<7649>がしっかり。4日の取引終了後、23年2月期の連結決算発表にあわせ、24年2月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比5.2%増の200億円と、増益の計画を示し、株価の支援材料となったようだ。売上高は同8.5%増の7245億円を見込む。年間配当は前期と横ばいの80円を予定する。今期の新規出店数は120店、退店数は20店とする計画。既存店の売上高は通期で同3.5%増を予想する。

■くら寿司 <2695>  3,340円  +15 円 (+0.5%)  11:30現在
 くら寿司<2695>が底堅い。米ニューヨーク市場に上場するくら寿司USA<KRUS>が現地時間4日に発表した第2四半期(22年12月~23年2月期)の決算は、既存店売上高が前年同期比17.4%増となった。営業赤字幅も縮小しており、くら寿司USAの株価は時間外取引で急伸した。米国事業の拡大による中期的な成長を期待した買いが、東京市場でのくら寿司株の下支え要因になったとみられている。

■アダストリア <2685>  2,309円  -138 円 (-5.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 アダストリア<2685>が大幅反落している。4日の取引終了後に24年2月期の連結業績予想を発表。売上高2600億円(前期比7.2%増)、営業利益140億円(同21.6%増)、純利益94億円(同24.7%増)と増収増益を見込み、年間配当予想を前期比5円増の65円としたが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。ファッション需要の回復が継続する見込みであることに加えて、新業態・新ブランドの展開や出店の継続、海外事業の回復などが増収に寄与する見通し。また、商品単価の見直しやASEAN生産の拡大、値引きの抑制により粗利率の改善を図る。23年2月期決算は、売上高2425億5200万円(前の期比20.3%増)、営業利益115億1500万円(同75.4%増)、純利益75億4000万円(同53.3%増)だった。また、3月度の月次売上高を発表しており、既存店売上高は前年同月比11.1%増と13カ月連続で前年実績を上回った。月を通して平年よりも気温が高く推移したことで春夏商品の販売が好調。入園・入学向けオケージョン商品の需要が続いたことに加え、春らしいカラーのカーディガンなどのトレンド品も売り上げを伸ばした。また、3月29日から実施している20%ポイント還元セールも売り上げに寄与した。なお、全店売上高は同12.6%増だった。

■エービーシー・マート <2670>  7,100円  -190 円 (-2.6%)  11:30現在
 エービーシー・マート<2670>は3日続落している。4日の取引終了後に発表した3月度概況で、既存店売上高は前年同月比23.2%増と13カ月連続で前年実績を上回ったものの、サプライズ感に薄く利益確定売りが優勢となっている。3月度は気温が高く、天候にも恵まれた日が続いたことで人出が多く、売り上げは順調に推移した。特に集客が多いショッピングセンターや都心部の商業ビルの店舗が好調だった。商品別では学需用品のローファーや春の新作スニーカー、アパレルが人気だった。なお、全店売上高は同25.0%増だった。

■三菱UFJ <8306>  841.4円  -22.2 円 (-2.6%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが軟調な値動き。米銀の相次ぐ破綻を契機とした金融システム不安が和らぎ、前日まで全体指数が戻り足を強めるなかにあって、メガバンクの戻り足の鈍さが目立つが、きょうは再び下値を試す展開となっている。メガバンクはいずれも3月中旬以降の信用買い残が個人投資家の逆張りの動きを反映して急増したが、直近週は減少に転じている。そうしたなか、前日の米国株市場では、米景気の急減速を背景にゴールドマン・サックス<GS>やJPモルガン<JPM>など大手銀行株が軒並み軟調な値動きを示していたことで、東京市場でもこの地合いを引き継ぐ格好となっている。

■日経レバ <1570>  14,785円  -390 円 (-2.6%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅安で1万5000円台を割り込んだ。一時2.7%安の1万4770円まで水準を切り下げた。きょうの東京市場は朝方から売り優勢の展開だったが、日経平均株価は先物主導で漸次下値を切り下げる展開でフシ目の2万8000円台をあっさり割り込む展開となっており、短期筋が追随して売りを出している。米国では景気減速を示す経済指標が相次ぐ一方、原油市況や金市況の上昇が顕著となっており、スタグフレーション懸念が高まっている。「今週末の3月の米雇用統計発表を控え、売り仕掛け的な動きも観測される」(中堅証券ストラテジスト)という。日経レバは日経平均に連動する仕組みで組成されたETFで、価格変動率が日経平均の2倍に基本設定されていることから、全体相場のボラティリティが高まると個人投資家の商いが活発化する傾向があるが、直近では高値警戒感から空売りの動きが目立っていた。

■トヨタ自動車 <7203>  1,860.5円  -38.5 円 (-2.0%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>は売り優勢、3月20日に1764円の年初来安値をつけた後、急速な戻り足をみせていたが足もと利益確定の売りが優勢となっている。外国為替市場では米長期金利の低下を背景にドルが売られ、目先は1ドル=131円台半ばまで円高が進行、輸出セクターの中でも特に為替感応度の高い同社など自動車株には逆風材料となっている。また、同社は今年1~3月の米国での新車販売台数が9%減となるなど苦戦を強いられており、これも株価にマイナスに作用している。

■ラウンドワン <4680>  506円  -10 円 (-1.9%)  11:30現在
 ラウンドワン<4680>が続落。水戸証券は4日、同社株のレーティングを「A」から「B」へ2段階引き下げた。目標株価は800円から550円に見直した。23年3月期の連結経常利益は前の期比3.2倍の171億7900万円と大幅増益の見込み。しかし、同証券では24年3月期の同利益を前期推定比約10%減の155億円と前回の増益予想から減益見通しに修正した。米国は景気後退見通しや好調の反動が懸念されるほか、国内は人件費や水道光熱費の高騰が影響する見込み。中国も店舗戦略の変更で収益性を確認するための調整期間が長引くとみている。

●ストップ高銘柄
 なし

●ストップ安銘柄
 アジア開発キャピタル <9318>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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