<注目銘柄>=山一電機、ICソケットで世界を駆ける
山一電機<6941>に着目したい。同社は検査用やコネクター・実装用として使うICソケットを手掛けるが、海外売上比率が売り上げの8割以上を占めるグローバル企業であり、同分野で世界シェア約40%を有するトップメーカーとして君臨する。圧倒的な「超微細加工技術」を武器とした商品競争力の高さで世界に名を馳せる。
業績は22年3月期にトップラインが4割を超える急拡大を果たし、営業利益は前の期比で2.6倍化した。続く23年3月期も17%増収と売上2ケタ成長を確保する見込みながら、営業利益はメモリー半導体市況の在庫調整圧力を背景に利益率が低下、前の期比微減益の82億5000万円を予想している。しかし、メモリー市況の底入れが見込まれる24年3月期は再び増益路線に復帰する公算大で、時価予想PER6倍台は割安感が際立つ。同社株は業績変化率の高さから半導体関連のグロース系銘柄に分類されるが、高水準の株主還元が大きな特長で、配当利回りは4.4%前後と高い。(銀)
出所:MINKABU PRESS
業績は22年3月期にトップラインが4割を超える急拡大を果たし、営業利益は前の期比で2.6倍化した。続く23年3月期も17%増収と売上2ケタ成長を確保する見込みながら、営業利益はメモリー半導体市況の在庫調整圧力を背景に利益率が低下、前の期比微減益の82億5000万円を予想している。しかし、メモリー市況の底入れが見込まれる24年3月期は再び増益路線に復帰する公算大で、時価予想PER6倍台は割安感が際立つ。同社株は業績変化率の高さから半導体関連のグロース系銘柄に分類されるが、高水準の株主還元が大きな特長で、配当利回りは4.4%前後と高い。(銀)
出所:MINKABU PRESS