新興市場銘柄ダイジェスト:くふうカンパニーは大幅に続伸、FフォースGがストップ高
<7068> FフォースG 671 +100
ストップ高。23年5月期第3四半期累計(22年6月-23年2月)の営業利益を前年同期比3.5%減の6.87億円と発表している。売上高は主力のプロフェッショナルサービス事業が牽引して37.4%増の29.01億円に拡大したが、売上原価や販管費が膨らんだことが響いた。通期の営業利益予想は前期比1.9%増の9.47億円で維持した。第3四半期累計の営業利益の減益率が第2四半期累計(20.7%減)に比べ改善していることが好感されているようだ。
<3961> シルバーエッグ 1030 -141
大幅に5日ぶり反落。目立った売り材料は見当たらないが、商いを伴って値を下げている。前場終値時点の下落率は東証グロース市場で1位。シルバーエッグ・テクノロジー株は短期間に急騰し、30日の取引時間中には昨年来高値を更新した。ただ、1400円手前の水準では利益確定売りに押され、同日の引けにかけて上げ幅を縮小させていた。本日もその流れが継続し、売りが優勢となっているようだ。
<4258> 網屋 1126 +96
大幅に反発。25年12月期の営業利益目標を6.00億円(22年12月期実績は2.63億円)とする中期経営計画を発表している。主力のデータセキュリティソリューション「ALog」をクラウド&サブスク化し、収益構造の転換で全社収益2倍を達成する。また、CSIRT(セキュリティインシデント対応チーム)サービス事業、セキュリティエンジニア養成事業を新たに開始するほか、セキュリティ総合プロバイダとして積極的に提携・投資するとしている。
<9553> マイクロアド 3325 +275
大幅に3日続伸。東証が31日から信用取引に関する規制措置を解除している。前日まで新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も増担保金徴収措置を解除している。規制解除で売買が活性化するとの期待に加え、マイクロアド株は20日に直近安値(2710円)を付けた後は下げ渋っているため、底打ち感も買いも後押ししているようだ。
<4376> くふうカンパニー 426 +54
大幅に続伸。100万株(10.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.7%。取得期間は3日から7月31日まで。割安と考える水準で推移している自社の株価動向と財務状況などを総合的に勘案し、将来の機動的な資本戦略に備えた措置としている。くふうカンパニー株は25日移動平均線を下回る水準で推移していたことから、自律反発期待も買いを支えているようだ。
<2158> FRONTEO 795 +52
大幅に3日続伸。自社の転倒転落予測AIシステム「Coroban」が「地域における医療提供体制の確保に資する設備の特別償却制度」の対象になったと発表している。青色申告を行う医療機関が対象設備等を購入した場合、都道府県への所定の手続きによって取得の初年度に普通償却額(定率・定額)に加え、特別償却限度額(当該設備の取得額の15%)を前倒しで償却することが可能になる。
《ST》
提供:フィスコ