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ダウ平均は反発 銀行株に買戻しも実体経済へ不安が強い=米国株前半

NY株式20日(NY時間12:41)
ダウ平均   32158.80(+296.82 +0.93%)
ナスダック   11611.67(-18.84 -0.16%)
CME日経平均先物 26895(大証終比:+225 +0.84%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。金融システムへの不安感が強まっているが、週末にUBS<UBS>によるクレディスイスの買収が伝わったほか、主要国の中銀による流動性供給強化の発表があったことで、ひとまず市場の不安感は一服している。

 スイスの当局はクレディスイスが発行している高利回りの分、弁済順位が最下層の偶発転換社債(CoCo債)として知られる「その他ティア1債(AT1債)」を無価値化すると発表。債権者からは株式よりも弁済順位が低いとして怒りの声が上がっているが、スイス当局は、この決定がクレディスイスの資本増強につながると説明し、民間投資家にも痛みの分担を求めた。

 大手銀行株が買い戻されていることも安心感につながっている模様。欧州市場で大きく下落していたUBS<UBS>も下げを解消。

 ただ、市場の不安感は根強く、積極的に買い戻しを入れる向きは少ない。「金融システムへの不安は徐々に解消され、株式市場は短期的に反発する可能性はある。しかし、長期的にはさらなる実体経済への不安が予想される」といった声も出ている。

 「金融システムへの不安感と、さらなる想定困難な事象の出現も警戒され、景気後退は確実のようだ。きょうは新たな強気相場の始まりというよりも、弱気相場の中の上昇のように感じられる」といった声も出ている。

 今週はFOMCが予定。今回の件でFRBがどう行動してくるか確認したいところ。いまのところ、0.25%ポイントの利上げが有力視されているが、据え置きのシナリオも25%程度の確率で見ている。利上げは実施するものの、その先は慎重なアプローチを強調してくるのではとの見方も多い。現地時間の22日午後(日本時間23日深夜3時)に結果が公表される。

 きょうは銀行株が買い戻されているものの、ファースト・リパブリック<FRC>は売りが続いている。S&Pグローバルが同社の格付けを再び引き下げたことが圧迫。この1週間で2回目となる。同社株は先週末までの2週間で80%超急落しているが、その下げをさらに拡大させ、一時11ドル台半ばまで急落。

 NYコミュニティ・バンコープ(NYCB)<NYCB>が大幅高。傘下のフラッグスター・バンクが破綻したシグネチャー・バンクを買収することで合意した。

NYCB<NYCB> 8.54(+2.00 +30.50%)
ファースト・リパブリック<FRC> 15.68(-7.36 -31.94%)
UBS(ADR)<UBS> 19.01(+0.81 +4.42%)

アップル<AAPL> 156.20(+1.20 +0.77%)
マイクロソフト<MSFT> 271.09(-8.34 -2.98%)
アマゾン<AMZN> 96.48(-2.48 -2.50%)
アルファベットC<GOOG> 101.87(-0.59 -0.58%)
テスラ<TSLA> 182.44(+2.31 +1.28%)
メタ・プラットフォームズ<META> 195.43(-0.18 -0.09%)
AMD<AMD> 94.66(-3.18 -3.25%)
エヌビディア<NVDA> 257.08(-0.17 -0.07%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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