ファンペップ---抗体誘導ペプチド「FPP005」に関する独占ライセンス契約締結
ファンペップ<4881>は16日、大阪大学との間で、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究の成果である抗体誘導ペプチド「FPP005」の共有特許について、その特許権の効力に基づき、同社による全世界での、独占的な研究開発、製造及び販売、並びに第三者への実施許諾(再実施許諾権付)を可能とする契約を締結したことを発表。
抗体誘導ペプチドは、患者の体内で抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するペプチド治療ワクチン。
同社は、抗体誘導ペプチドの創薬プラットフォーム技術を保有していることを強みとし、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究によって抗体誘導ペプチドの創薬研究を行っている。FPP005 は、標的タンパク質 IL-23(Interleukin-23)に対する抗体誘導ペプチドの開発化合物。先行する抗IL-23 抗体医薬品は、幅広い疾患を対象に開発が進んでおり、既に世界市場は数千億円規模まで拡大している。同社は、2023年内の臨床試験開始を目指して前臨床試験を進めるとともに、製薬会社への導出活動を行っている。
本契約締結に伴い、同社は大阪大学に契約一時金を支払う予定。さらに同社が製薬会社へ導出した後には、導出先から受取る予定の一時金、マイルストーン収入及びロイヤリティー収入の一部を支払う予定。
《SI》
提供:フィスコ