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6387 サムコ

東証P
2,930円
前日比
-38
-1.28%
PTS
2,930.1円
15:16 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.4 1.91 1.54 7.77
時価総額 236億円
比較される銘柄
タカトリ, 
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TOWA
決算発表予定日

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<動意株・15日>(大引け)=サムコ、レアジョブなど(その1)

 サムコ<6387>=大幅高で4000円大台回復。上場来高値4260円奪回から青空圏突入も視野に入ってきた。パワー半導体関連が相次いで人気化するなか、高技術力を武器とする関連有力銘柄として同社株が改めて浮上している。同社が開発した新型ALD装置「AD-800LP」は、脱炭素実現に貢献する炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)を材料とした次世代パワー半導体のゲート酸化膜形成用として注目が集まっており、会社側でも期待を寄せる戦略商品となっている。そうしたなか、前日に三菱電機<6503>が熊本県の生産拠点に、電力制御に使うパワー半導体の新工場を建設すると発表した。SiCパワー半導体で、ウェハーの大口径化に対応し、徹底した自動化により生産効率を上げる方針が伝わっており、ハイレベルな商品競争力を有するサムコなどに収益チャンスが広がる可能性がある。このほか、量子デバイス開発分野でも新型プラズマALD装置の需要が見込まれている。英国の量子コンピューター・ベンチャーであるオックスフォード・クァンタム・サーキッツが日本市場に参入するなか、ここでもサムコの存在感が高まりそうだ。

 レアジョブ<6096>=もみ合い圏上放れる。一時8.4%高と値を飛ばし昨年来高値を更新した。同社はフィリピン人講師によるオンライン英会話レッスンを主要業務とし、英会話業界の最大手に位置する。業績面では人件費や広告費の増加によって本業のもうけを示す営業利益が低迷しているが、最悪期は脱しており、23年3月期は従来計画の5000万円から2億3000万円(前期比21%減)に上方修正している。トップラインは連結決算となった12年3月期から前期まで10期連続の増収を達成し、今期も22%の伸びを見込んでいる。24年3月期はALT(外国人の指導助手)事業が軌道に乗り、増収効果から利益も急回復を果たす公算が大きい。そうしたなか、同社は14日取引終了後にこれまで無配としていた23年3月期の年間配当を12円とすることを発表、前期実績比でも1円の増配となり、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。

 シキノハイテック<6614>=5日ぶり急反発。自動車向けを主力とした半導体検査装置の開発や、LSI設計及びIPコアの開発などを手掛けているが、パワー半導体の設計で優位性を持っている。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きなどを背景に、パワー半導体市場は拡大の一途となっており、同社はその流れに乗り商機をつかんでいる。業績は22年3月期に営業利益をほぼ倍増させたが、23年3月期も前期比5割増となる5億9000万円を見込むなど、PERは割高ながら成長力の高さが評価されている。信用買い残も少なく株式需給面からも上値が軽い。前週から全般相場が波乱局面となっても株価の下値抵抗力を発揮、25日移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドを堅持している。

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