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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8515 アイフル

東証P
327円
前日比
0
0.00%
PTS
327.8円
11:03 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.2 0.77 0.31 19.89
時価総額 1,585億円
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GMOペパボ Research Memo(12):ストック型ビジネスは価格改定を実施(2)


■GMOペパボ<3633>の今後の見通し

(3) ハンドメイド事業
ハンドメイド事業の売上高は前期比1.2%減の1,630百万円、営業利益は同9.0%減の74百万円を見込む。流通額は通期で微減となるが、四半期ベースでは第2四半期以降に若干ながらプラスに転じる想定となっている。平均注文単価については前期に引き続き上昇傾向が続く見通しだ。

新たな施策として収益の多様化を推進する計画がある。1つ目はスキルシェアサービスの提供で、ハンドメイド作品の制作ノウハウや技術をオンラインまたはオフラインで学ぶことができるビジネススクール「minneカレッジ」を2022年12月に創立し、2023年2月から第1期となる「オンライン講師コース-レッスン動画編」(2ヶ月間)※を開始している。受講生はスキルアップを図ることで、ハンドメイド作品の品質を向上させ、販売額のアップを目指す。作家のレベルアップまたは新規作家の取り込みによって、「minne」の流通額向上につながる効果が期待される。

※レッスン動画×8回、対面レッスン×4回、入会金1.1万円+受講料9.9万円(税込)


2つ目の施策として、「minne」でもデジタルコンテンツの取り扱いを開始するほか、登録作家が「minne」上で広告を打てるサービスも2023年内に開始する計画がある。こうした新たなサービスを立ち上げることもあり、2023年12月期の業績計画は保守的に策定している。これら施策の効果が顕在化するまでしばらく時間がかかると見られるが、中期的に「minne」の流通額拡大に寄与する取り組みとして注目される。

(4) 金融支援事業
金融支援事業の売上高は前期比87.9%増の1,116百万円、営業利益は251百万円(前期は26百万円の損失)とサービス開始以降初めて黒字化する見通しだ。「FREENANCE」の需要が見込める業界において提携先企業をさらに広げ、3者間取引を通じた請求書買取件数を拡大することで、大幅増収増益を目指す。

2023年2月には中小企業、小規模事業者向けにオンラインの金融支援サービスを提供しているエメラダ(株)と業務提携し、API連携によりエメラダが提供するプラットフォームサービスを通じて「FREENANCE」を利用できるようにした。また、アイフル<8515>の子会社で個人事業主及び中小企業向けに金融サービスを提供するアイフルビジネスファイナンス(株)とも提携し、ファクタリングASPの提供を開始したことを発表した。アイフルビジネスファイナンスでは従来からファクタリングサービスを提供していたが、請求書の買取から入金までの管理が非効率という課題を抱えており、こうした課題を解決するために、フリーランス向けファクタリング市場で圧倒的なシェアを誇り、機能面でも競合他社より充実している「FREENANCE」の導入を決定した。今後もこうした提携先が広がることで、「FREENANCE」の高成長が続くものと予想される。

また、フリーランス向けの有料会員プラン※の契約獲得にも注力する。有料会員になると「あんしん補償」の適用範囲が広がるほか(最高5千万円の補償に加えて最高500万円の業務過誤補償が付加)、カード決済利用料が低くなるといったメリットがある。月額課金収益を積み上げることで同事業の成長だけでなく安定性も高めていく考えだ。今後もフリーランス市場は拡大が続くものと予想され、同市場を主なターゲットとした金融支援事業については本格的な成長ステージに入ったものと見られ、2023年12月期以降の連結業績をけん引していくものと予想される。

※月額料金(月払い)はレギュラープランが590円(税込)、プレミアムプランが1,200円(税込)となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YI》

 提供:フィスコ

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