三菱商は9カ月ぶりに昨年来高値更新、割安感と株主還元姿勢評価の買い続く
三菱商事<8058>は全般冴えない地合いのなか上値指向を継続、一時91円高の4865円まで買われた。昨年6月9日につけた昨年来高値4845円を約9カ月ぶりに更新し新値圏に突入している。総合商社大手で、豪州の原料炭事業で市況高の恩恵を受けているほか、自動車関連事業なども好調で23年3月期最終利益は従来計画を上方修正し前期比23%増の1兆1500億円を見込んでいる。PER6倍前後でPBR0.8倍台にとどまっており、商社という業態を考慮しても割安感がある。市場では「株主還元姿勢が評価されているほか、24年3月期も好調な業績が維持されることへの期待も高まっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。
出所:MINKABU PRESS
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