冨士ダイスが気配値で水準切り上げる、今期最終利益と配当の大幅増額がサプライズに
冨士ダイス<6167>が寄り付き大口の買い注文に値がつかずカイ気配スタートで水準を切り上げている。同社は超硬合金の耐摩耗工具を手掛け、国内約3000社に及ぶ企業との取引実績を持つトップメーカー。半導体向けで高水準の需要を獲得し、22年3月期は営業利益段階で前の期比11倍以上となる急回復を果たした。27日取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の11億4000万円から11億1000万円へわずかに減額したが、一方で最終利益は8億2000万円予想から12億8000万円に56%も上方修正、前期実績比で6割強の大幅増益となる見通し。土地売却による特別利益計上が反映される。
また、今期配当についても従来計画の22円から32円(前期実績は22円)に大幅増額しており、これを評価する買いを呼び込む形となった。PBR0.6倍前後と割安感が強いことも買い人気を助長している。
出所:MINKABU PRESS
また、今期配当についても従来計画の22円から32円(前期実績は22円)に大幅増額しており、これを評価する買いを呼び込む形となった。PBR0.6倍前後と割安感が強いことも買い人気を助長している。
出所:MINKABU PRESS