トヨタは頑強な値動き、1ドル136円台の円安進行が追い風に
トヨタ自動車<7203>は全体相場が軟調ななかも頑強な展開をみせている。米国では強い経済指標が相次ぐなか再び長期金利が上昇傾向を強め、前週末に米10年債利回りは一時3.97%まで上昇する場面があった。これを受けて外国為替市場ではドルを買い戻す動きが加速、1ドル=136円台までドル高・円安が進んでおり、東京市場では為替感応度の高い自動車セクターにとって追い風材料となっている。
トヨタの通期想定為替レートは今月9日に1ドル=135円から134円に円高方向に修正されたが、実勢はそれよりも2円程度円安方向に振れている。もっとも、今年3月の同社の世界生産台数は前年同月実績を5%上回る約90万台を計画しているものの当初計画よりは下回っており、業績面に対する強気と弱気の思惑が交錯するなか上値を買い進む動きもまばらで、株価の上値は重いようだ。
出所:MINKABU PRESS
トヨタの通期想定為替レートは今月9日に1ドル=135円から134円に円高方向に修正されたが、実勢はそれよりも2円程度円安方向に振れている。もっとも、今年3月の同社の世界生産台数は前年同月実績を5%上回る約90万台を計画しているものの当初計画よりは下回っており、業績面に対する強気と弱気の思惑が交錯するなか上値を買い進む動きもまばらで、株価の上値は重いようだ。
出所:MINKABU PRESS