フォーバル---3Qは2ケタ増収、4事業部門がいずれも2ケタ増収
フォーバル<8275>は10日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.8%増の421.00億円、営業利益が同34.2%減の10.78億円、経常利益が同25.4%減の13.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.5%減の6.03億円となった。減益は電力の仕入価格上昇が主因。第3四半期より料金体系を見直し、通期における影響の最小化を図っている。
フォーバルビジネスグループの売上高は前年同期比20.4%増の202.48億円、セグメント利益は同17.8%増の8.83億円となった。アイコンサービスやセキュリティ関連が増加したほか、新たに連結に加わったグループ会社の寄与があった。
フォーバルテレコムビジネスグループの売上高は前年同期比13.5%増の175.62億円、セグメント利益は同72.3%減の2.28億円となった。新電力サービスが増加した一方で、ISPサービス等が減少した。また電力の仕入価格上昇の影響があった。
総合環境コンサルティンググループの売上高は前年同期比15.5%増の27.23億円、セグメント損失は0.64億円(前年同期は0.33億円の損失)となった。産業用太陽光発電システムが減少する一方で、住宅用太陽光発電システム等が増加した。
その他事業グループの売上高は前年同期比11.8%増の15.65億円、セグメント利益は同13.8%増の2.22億円となった。教育事業やITエンジニアの派遣事業が堅調に推移した。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.8%増の540.00億円、営業利益が同4.2%増の28.00億円、経常利益が同5.1%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.4%増の19.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ