ティアンドエス Research Memo(9):2022年11月期は1株当たり6円配当。2023年11月期は増配予想
■株主還元策
ティアンドエス<4055>は、将来の成長が見込まれる分野における新しい技術取得への投資を通じて企業価値を向上させることを経営の重要課題と位置づけ、これを実現することが株主に対する利益還元であるとしている。利益配分に関しては、企業価値向上を実現するために必要な内部留保の確保を優先しつつ、業績を考慮した適切な配当を継続して実施していくことを基本方針としている。
この基本方針のもと、2022年11月期は期初の想定(1株当たり5円)を上回る1株当たり6円の配当を予定している。2023年11月期に関しては、1株当たり6円55銭の増配を予想している。
配当以外にも、株主利益の向上を目的に自己株式の取得を実施しており、株主還元を重視した経営姿勢であることがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
《SI》
提供:フィスコ