ユミルリンク---22年12月期は2ケタ増収増益、売上高・営業利益は過去最高を計上
ユミルリンク<4372>は10日、2022年12月期決算を発表した。売上高が前期比13.1%増の21.81億円、営業利益が同25.7%増の5.20億円、経常利益が同30.6%増の5.20億円、当期純利益が同25.3%増の3.59億円となった。
同社は「SaaS事業成長」「顧客価値向上」に向け、積極的に取組みを行った。当年度においては、提供サービスの拡充を行っている。「Cuenote 安否確認サービス」は、2022年4月に安否確認を行いたい従業員・職員への通知手段として、従来のメールに加えオプションサービスとしてSMS(ショートメッセージサービス)を利用できるように機能拡張を行い提供を開始している。「Cuenote Auth」は、2022年5月に認証コードの自動生成、SMS・IVR(音声自動応答)を活用した認証をAPIで提供し、本人認証の仕組みを「簡単・短期間で」導入可能な認証サービスを提供開始している。「Cuenote Survey」は、2022年7月にGoogle アナリティクス 4(GA4)連携機能を追加した最新版を提供開始している。「Cuenote SMS」は、2022年12月 ハードウェア、ソフトウェアトークンを利用した多要素認証に対応した新バージョンを提供開始している。
サービス提供種別の売上高の概況について、当年度は高価格帯プランの獲得及びショートメッセージ顧客数の増加により、ストック型収益は21.32億円、当年度末定期契約額は1.87億円(前年同期末比6.4%増)となった。スポット型収益の売上高はSaaSの新規受注が堅調に推移したことから、0.48億円となった。
2023年12月期通期の業績予想については、売上高は前期比10.1%増の24.00億円、営業利益は同10.4%増の5.75億円、経常利益は同10.5%増の5.75億円、当期純利益は同10.3%増の3.96億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ