NECキャピタルソリューション---3Q増収増益、業績予想の上方修正に加えて期末配当金の増配を発表
NECキャピタルソリューション<8793>は30日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.5%増の1,962.32億円、営業利益が同13.3%増の110.57億円、経常利益が同13.6%増の116.69億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.5%増の56.66億円となった。
リース事業の売上高は、前年同期に大型の賃貸資産の売却があったこと等により、前年同期比0.6%減の1,679.95億円、営業利益は貸倒引当金戻入益の減少や業績に応じた人件費の増加等の販管費の増加により、同5.03億円減の54.17億円となった。
ファイナンス事業の売上高は、金利収益の増加等により同33.6%増の50.04億円、営業利益は同15.53億円増の15.96億円となった。
インベストメント事業の売上高は、当期に大型の販売用不動産やファンドによる大型の営業投資有価証券の売却があったこと等から、同46.8%増の198.79億円、営業利益は同1.42億円増の51.87億円となった。
その他の事業の売上高は、ヘルスケア不動産の売却収益や太陽光売電売上等により、同123.4%増の33.85億円、営業利益は同1.52億円増の1.67億円となった。
2023年3月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高は前期比4.0%増(前回予想比4.0%増)の2,600.00億円、営業利益は同24.4%増(同18.2%増)の130.00億円、経常利益は同18.2%増(同22.7%増)の135.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.1%増(同15.4%増)の75.00億円としている。また、親会社株主に帰属する当期純利益の連結業績予想75.00億円を前提に、前回の期末配当予想の1株当たり37.00円から36.00円増配し、73.00円とした。これにより年間配当金額は1株当たり110.00円となる。
《NS》
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