＜みんかぶ・個人投資家の予想から＞＝「売り予想数上昇」１位にインテリＷ

　「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の２日午後２時現在で、インテリジェント　ウェイブ<4847>が「売り予想数上昇」で１位となっている。

　１日の取引終了後、第２四半期累計（２２年７～１２月）単独決算を発表しており、売上高６７億８９００万円（前年同期比３８．９％増）、営業利益８億３００万円（同６７．８％増）、純利益５億５８００万円（同６５．１％増）と大幅な増収増益となったものの、１０～１２月期では営業利益は同９．１％減となった。

　既存顧客のＦＥＰシステム更改によるハードウェア販売やクラウドサービスの利用ユーザー数の増加、クレジットカード会社向けシステム開発の大型案件などが寄与し売上高が増加したほか、ハードウェア販売やシステム開発の増加が増益に寄与した。ただ、一部のクラウドサービスで利用ユーザー数の拡大による体制強化の費用が増加した影響が響き、利益は想定を下回ったという。

　これを受けて、同社株には朝方から足もと業績の悪化を懸念した売りが出ており、株価は大幅続落。午後２時時点でもこの日の安値圏で推移しており、これが売り予想数の上昇につながっているようだ。

　なお、２３年６月期通期業績予想は、売上高１３５億円（前期比１７．５％増）、営業利益１８億円（同１８．４％増）、純利益１２億８０００万円（同２１．２％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS