アイナボホールディングス---1Qは2ケタ増収、戸建住宅事業と大型物件事業のいずれも増収に
アイナボホールディングス<7539>は1月31日、2023年9月期第1四半期(22年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.6%増の214.49億円、営業利益が同24.4%減の4.83億円、経常利益が同20.9%減の5.62億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同59.2%減の3.19億円となった。
戸建住宅事業の売上高は前年同期比8.6%増の182.67億円、セグメント利益は同3.1%減の7.92億円となった。タイル・建材販売は、住宅向けの自社ブランドタイル販売が増加し売上高は前年比プラスで推移した。タイル・建材工事は、ビルダー及び一般工務店向けのサイディング工事やサッシ工事が増加し売上高は前年比プラスで推移した。住宅設備機器関連販売及び工事は、一部エリアでは主要仕入先の値上げによるスペックアウトの影響はあったが、新規ビルダー向けキッチンや衛生陶器の受注が増加し売上高は前年比プラスで推移した。
大型物件事業の売上高は前年同期比24.1%増の31.82億円、セグメント利益は同32.1%減の1.24億円となった。タイル工事は、再開発等の大型工事は減少したが、中規模マンション等の工事が増加し売上高は前年比プラスで推移した。住宅設備販売及び工事は、マンションリフォーム工事や非住宅物件向けの設備工事が増加し売上高は前年比プラスで推移した。空調衛生設備工事は、前期後半における公共物件の受注量が入札競争激化の要因等により減少し売上高は前年を大きく下回った。
2023年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.5%増の835.00億円、営業利益が同9.5%増の20.80億円、経常利益が同11.2%増の24.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.2%増の16.50億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ