三井住友FGなど金融株が売られる、日銀YCC現状維持で利ザヤ改善期待しぼむ
三井住友フィナンシャルグループ<8316>が後場一段安となった。日銀はこの日まで開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。イールドカーブ・コントロール(YCC)の運用に関しては、長期金利の変動許容幅の上限を0.50%程度で据え置いた。市場の一部では変動幅の拡大に対する思惑があった。
同時に日銀は、共通担保資金供給オペレーションの基本概要の一部改正を発表。金利入札方式と固定金利方式について貸付期間を「10年以内」に一本化するほか、貸付利率については0%から「年限ごとの国債の市場実勢相場を踏まえ、金融市場調節方針と整合的なイールドカーブの形成を促す観点から、貸付けのつど決定する利率」に変更した。
共担オペの貸出利率次第で、債券市場での金利上昇を抑えることが可能になるとみられている。金融株に対しては、利ザヤ改善の期待がしぼむとみた投資家による売りが膨らんだようだ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>なども安い。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2023年01月18日 13時28分
同時に日銀は、共通担保資金供給オペレーションの基本概要の一部改正を発表。金利入札方式と固定金利方式について貸付期間を「10年以内」に一本化するほか、貸付利率については0%から「年限ごとの国債の市場実勢相場を踏まえ、金融市場調節方針と整合的なイールドカーブの形成を促す観点から、貸付けのつど決定する利率」に変更した。
共担オペの貸出利率次第で、債券市場での金利上昇を抑えることが可能になるとみられている。金融株に対しては、利ザヤ改善の期待がしぼむとみた投資家による売りが膨らんだようだ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>なども安い。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2023年01月18日 13時28分